自分の気持ちに気づく

 

 「自分が どう感じているのか」に目を向ける。

それがバッチフラワーを選ぶ時の一番のポイントです。

それは簡単なことのようで、意外と難しいことかもしれません。

 

特にネガティブと言われている感情は、

「こんな風に感じてはいけない」

「こんな感情を持ってはいけない」と

封印したり抑圧してしまうことがあります。

 

感情には「良い」も「悪い」もなく、どれも大切なものです。

 

たびたび湧いてくる同じ感情は、

自分の「反応のパターン」を表していたり、

「大切なことに気づいて欲しい」というメッセージを携えていることもあります。

短所だと思っていることが、得難い長所だと教えてくれることもあります。

 

レメディ選びを通じて「自分は どう感じているのか」に目を向けてみて下さい。

気づかなかった自分の資質・個性を見い出す機会にもなると思います。

 

 

10年以上前に、ふと思い浮かびブログに書いた詩があります。 

「抑えた感情が層になっていく様子」と

「層になった感情に耳を傾けて」玉ねぎの皮を一枚一枚むいていくように

バランスを取り戻していく様子が

バッチのセラピープロセスに通じている部分があります。

何かのヒントにしていただけたら幸いです。

  

 

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         いのちのよろこび

 

私が悲しみを感じた時、悲しみが出てこないようにフタをした。
抑えられた「悲しみ」は「恐れ」になって
私に 囁きかけてきた。

私が恐れを感じた時、恐れが出てこないようにフタをした。
抑えられた「恐れ」は「怒り」になって
私に 話しかけてきた。

私が怒りを感じた時、怒りが出てこないようにフタをした。
抑えられた「怒り」は「苛立ち」になって
私に 呼びかけてきた。

私が苛立ちを感じた時、今度も出てこないようにフタをした。
抑えられた「苛立ち」は、身体の「痛み」になって
私に 問いかけてきた。

私が身体の痛みを感じた時、
その痛みを感じないように「フィアト!ファイト!」と声かけた。
見てもらえなかった痛みは、私を立ち止まらせる「痛み」になって叫び続けた。

 

  


そして私はやっと立ち止まり、初めて痛みを見つめてみた。

 

 

 
「もう頑張れない。本当の自分を置き去りにしないで」
 
痛みの中から、小さな私の声がした。

  

 


私が「痛み」の話を聴いて「ごめんなさい」・・・と伝えると
痛みは、私の中で優しい光になって
「苛立ち」を連れてきた。

苛立ちの話を聴いて「ごめんなさい」・・・と伝えると
苛立ちは、安らぎになって「怒り」を連れてきた。

そして怒りの話を聴いて、悲しみの話を聴いた。

「悲しいよ」私がしっかり見つめて抱きしめた悲しみの後
そこに、ただ生きていることを喜んでいる

私の生命があった。

 

どんな自分も大切な私。

 

他の「何か」に「なる」必要もない・・・そう気づいた時、

あるだけで輝いている、私の生命を見つけた。

あるだけで輝いている、あなたの生命に出会えた。

 

 

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